水道水には塩素が含まれすぎている?


普段からミネラルウォーターや井戸水などを飲んでいる方が久しぶりに水道水を口にした時に、塩素の嫌な臭いを感じて含まれすぎではないかと疑問に思うことがあります。 消毒を行い安全な水を作るために薬剤の添加は仕方がないもので、そのことはよく理解しつつも口にしたときの嫌な感じは抑えようがありません。

水を供給するための原料となる水は大きく分けて4種類があり、河川やダムからの表流水、地下に流れる伏流水、井戸や湧水、また海水を用いることもあるのですが、自然に流れていた水は必ずしも綺麗なわけではありません。 河川を眺めたときにはゴミが浮いていたり泥水である場合も多く見受けられますし、また井戸水でも病原菌が含まれていることもありますのでいずれにせよ消毒を行う必要があるため、都道府県などをはじめとする自治体が事業を運営している場合が多くなります。

そして肝心の味についてですが、最近では東京都内で高度浄水処理施設が設置されたことでカルキ臭をはじめとしてカビ臭やトリハロメタンなど臭いや味に影響する物質を取り除くことができるようになりました。 ただ提供されているのはごく一部の地域であり、全国的に見れば臭いや味がきつい地域は未だに大部分を占めており、あまりの味の酷さに水道水に塩素が含まれすぎではではないかと疑念を持つこともあります。

この塩素については国内の基準で蛇口地点で0.1mg/L(0.1ppm)以上含まれていなければならず、ただ実際にご家庭で計測する際には0.6〜0.9mg/L程の間で上下することもあります。 基本的には時間の経過により水より抜けて濃度が落ちていく事になりますので浄水場に近いご家庭ではなおさら臭いがきつく、離れたご家庭であれば水道管を伝う中で多少は臭いが落ちることもあるのですが、いずれにせよ臭いはもちろんのこと健康についても多いに気に掛かることになります。

ただ水道水に塩素が含まれすぎているかといえば必ずしもそうではなく、実際に水の中には非常に多くのバクテリアや細菌が存在しますので、健康を守るためには必要最低限の量が含まれていることは許容しなければなりません。